「地方自治情報化推進フェア2023」出展レポート

『デジタルでつながる地方の未来』をテーマに「地方自治情報化推進フェア2023」が、10月5日・6日の2日間に亘り開催されました。
本記事では、LGWAN経由で利用可能なローコード・ノーコードツール「Gov-LinC for Power Platform」を紹介し、自治体業務に寄り添ったローコード・ノーコードに関する研修サポート、生成AIと連携したアプリや電子契約アプリを提案した、京都電子計算の展示ブースの内容や反響についてレポートします。

「Gov-LinC for Power Platform」で多様な業務デザインを提案

自治体現場のDXの範囲は非常に広く、住民向けの行政手続きのオンライン化や、窓口のDX、また一方で庁内の内部DXの推進も含まれます。
ツールを導入し、業務の一部を電子化・効率化することはできても、本来実施しなくてはならない一連した業務プロセス全体を効率化することは難しくないでしょうか?
京都電子計算では、そのような課題に対して一連の業務プロセスを一気通貫で効率化を進められる「Gov-LinC for Power Platform」を紹介しました。

「Gov-LinC for Power Platform」は、Microsoft社が提供するローコード開発ツールセットをLGWAN経由で利用可能にしたものです。
このツールを活用したアプリを展示し、ブースに訪れた皆様にアプリの作成の方法や操作について実際に触れていただきました。

展示アプリ一覧

  1. 生成AI連携アプリ(Gov-LinC for Power Platform + ChatGPT)
    ChatGPTによる文章例生成機能を搭載したアプリ
  2. 申請業務自動化アプリ(Gov-LinC for Power Platform + Adobe Acrobat Sign)
    オンラインで受け付けたデータをワークフローで回し、そのままAdobe Acrobat Signによる電子署名、通知を連動させたアプリ
  3. 施行計画書管理アプリ
    神戸市建築住宅局で作成された、営繕業務における施工事業者との各種書類のやり取りを管理するアプリ
  4. 「Gov-LinC for Power Platform」研修サービス
    Power Platformをご利用されたい自治体に向けた研修サービス
    ハンズオントレーニング、および行政職員の方と一緒にアプリを構築する伴走型トレーニング

また、「Gov-LinC for Power Platform」について、実証という形で一緒に取り組みをさせていただいた神戸市様にベンダープレゼンにも登壇いただきました。
自治体目線で、ローコード・ノーコードツールによるDXの取り組みについてお話をいただき、非常に多くの方にご参加いただきました。

ブースを賑わせた「生成AI連携アプリ」

ブースに立ち寄られた行政職員の方から特に反響が大きかったのは、Gov-LinC for Power PlatformにChatGPTを組み合わせたアプリでした。

「Gov-LinC for Power Platform」を活用すれば、紙などのアナログで行っていた業務を電子化し、効率化することが可能です。
さらに、今回展示したアプリには、ChatGPTが連携されており、作成する必要のある文章の一例を自動生成することができます。その機能を使って文書作成の支援ができるため、非常に効率化が進むと、多くの方に注目いただきました。

多様な業務のデジタル化が可能

ここまでご覧いただいたように「Gov-LinC for Power Platform」は、アイデア次第で多様な業務のデジタル化を加速させ、DXの推進に繋げることができます。
「Gov-LinC for Power Platform」は、サービスリリース前となり、2024年4月予定に提供ができるように準備を進めております。
現在、トライアルいただける方を随時募集しておりますので、どうぞお気軽にお問合せください。

お問合せ

担当者:Cloud PARK事務局
TEL:075-241-5552
E-mail:cloudpark@kip.co.jp