導入事例
 東京都品川区様

東京都品川区様の新型コロナウィルス感染対策「しながわ活力応援給付金」の対応において AI手書き文字認識サービス(AI-OCRサービス)をご利用いただきました。

AI-OCRサービスによる導入効果

 新型コロナウィルスの感染拡大により、国主導の「特別定額給付金」とは別に、品川区単独給付金として「しながわ活力応援給付金」の実施が決定されました。
 それに伴い、日本電気(NEC)様にて、弊社のAI手書き文字認識サービスをご提案いただき、導入が決定、NEC様のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と連携し、給付金申請書処理の自動化が実現しました。
 今回の取り組みは、マスコミにも大きく取り上げられました。

 実際の処理の流れとしては、申請書をスキャナーでPDFファイルにし、AI手書き文字認識サービスで、イメージの文字をテキストに変換、RPAで給付システムにデータ連携することで、自動連携が実現できました。
 約23万世帯分の申請書を対象に、ピーク時は1日1万枚以上の申請書が返送されてきましたが、特に混乱もなく処理はスムーズに行えました。

 作業効率化については、AI-OCRサービス導入前の推定作業時間と比較、試算したところ、約7,800時間の時間削減ができ、975日の作業効率化が実現できました。(1日の作業時間を8時間とした場合)

 その結果、区民への給付までの時間が短縮され、住民サービスの向上に寄与できました。

お客様(品川区ご担当者)の声

 今回、区独自の給付金の対応のため、最新技術であるAI-OCRを活用しました。
 これまで区民が書いた申請書は、職員によるシステムへの直接入力やパンチデータでのセットアップをして対応していました。このため最初はあまり期待していなかったのですが、読取り精度が高く、字の上部が欠けた状態でも欠けた箇所を類推して文字化されていました。
 今後、益々読取り精度が上がると思います。職員の負担軽減に繋がるものになると期待しています。

NECご担当者様の声

 品川区ご担当者様、実際に作業された方々のご協力で、無事に処理をこなすことができました。
 今回のノウハウを活用し、NECの新たなDXソリューションと組み合わせることで、品川区ご担当者、品川区民のみなさまによりよいサービスの実現を目指します。ありがとうございました。

お客様情報

東京都品川区役所

所在地:〒140-8715 品川区広町2-1-36
人口総数:407,880人
世帯数:229,345世帯(2020年(令和2年)9月1日現在)

品川区ホームページ:https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/

取扱事業者情報

日本電気株式会社

本社所在地:〒108-8001 東京都港区芝5-7-1

NECホームページ:https://jpn.nec.com/