お客様情報
   大阪府枚方市様

大阪府下の中核都市、人口およそ40万人。
北部を中心に賑わい、東部は比較的のどかな風景が広がる、

かつての東海道56番目の宿場町。

AI-OCRサービス導入のきっかけ

「今より現場をラクにしたい」という想いから、紙の申請書からシステムに手入力している作業をAI-OCRを利用して、作業負担が軽減できないかと考えたのがきっかけです。

 左から
 枚方市役所 総合政策部 ICT戦略課  森井 千裕 様
       総合政策部 ICT戦略課  笠次 明憲 様
 NECネクサソリューションズ(株)    江間 英和 様

AI-OCRサービス導入ステップと導入効果

2019年6月にAI-OCR等のICT活用説明会を実施し、同年8月から担当課ヒアリングを行い、8部署10帳票で実証実験を開始、2020年3月から本導入、
2021年9月には、16部署まで利用拡大しました。特に、口座振替登録業務やアンケート結果入力などで大幅な業務の効率化が図れました。

AI-OCRを活用した業務の一例
部署名業務名業務内容(自動化前) 業務内容(自動化後) 処理件数/作業時間
(自動化前)
納税課還付先口座入力
口座振替登録
口座振替依頼書情報を
システムへ手入力
AI-OCRとRPAで自動化 
約120時間/月 削減
※RPAの削減時間含む。
約12,000 件
/約120時間
母子保健担当妊婦特別給付金申請の
データ化
新型コロナウィルスの影響で
新たな事務が発生、
申請書情報を手入力し、
データ化
AI-OCRで手書き文字を
デジタル変換、データ化、
大幅な作業軽減に繋がった。
約1,600件
/約50時間
長寿・介護保険担当高齢者インタネット利用に
関するアンケート
アンケート調査結果を
Excelに手入力
AI-OCRで手書き文字を
デジタル変換、Excelに展開、
大幅な作業軽減に繋がった。
約52,000件
/約2,166時間

    

AI-OCRサービス導入する上でのポイント

AI-OCRを導入する上でのポイントは、現場の状況を十分ヒアリングすることです。担当課の方々と協力して、業務フローを見直し、
どこがAI-OCRに適しているかを見極め、効果が出そうなところから順次AI-OCRを導入していきました。
下記の「レイアウト見直しによる改善事例」のように、現行帳票レイアウトのAI-OCRで読み取り精度が低い項目を、レイアウト見直しすることで、
読み取り精度を上げることもできます。
また、アンケート集計など大量入力処理をしないといけないような作業が急に発生した場合も、AI-OCRが絶大な効果を発揮しました。

     

今後の活用展望

現在、枚方市では、大量に紙で保管されている過去資料があります。過去の資料をAI-OCRを利用してデジタル化することで、保管スペースを削減、
閲覧しやすくできないかと検討を進めています。
AI-OCRを活用した業務改善を進めていき、住民の利便性向上や行政サービスの向上につなげていこうと考えています。

SIパートナー様の声・感想

AI-OCRは単なるデジタル化ツールです。枚方市職員の方々の業務改善に向けた熱意と継続的な取り組みにAI-OCRをうまく利用いただいた結果、業務改善が実現できたのだと思います。今後自治体DX推進がますます加速していきますが、これからも最新動向、最新技術をご紹介させていただきますので、ぜひご参考下さい。

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電話番号:072-841-1221(代表)
Fax:072-841-3039(代表)

枚方市ホームページ:https://www.city.hirakata.osaka.jp/

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